COSを指定する方法

• FTP インターフェース（ pftp, Kerberos-ftp, Normal-ftp ）でファイルを作成する場合
  “quote site setcos 30”等のサブコマンドでCOSを指定します。 指定しない場合、

• ファイルセット固有のCOSがある場合には、そのCOSになります。
• そうでない場合

pftpの場合にはファイルサイズに応じて適切にCOSが決定されます。

kft/nftpの場合には、システムデフォルトCOS(このサイトではCOS=20)に決定されます。

• 詳しくはこちらの「ＨPSS User's Guide」を参照ください。
  
  以下に利用例を示します。

ftp> quote site setcos 30
200 COS set to 30.
ftp> put BM.tar
200 Command Complete (952320, "BM.tar", 0, 1, 1048576, 0).
200 Command Complete.
150 Transfer starting.
226 Transfer Complete.(moved = 952320).
952320 bytes sent in 0.1122 seconds (8.098 MBytes/sec)
200 Command Complete.
ftp>

• HPSS client APIでファイルを作成する場合
  hpss_Open()の引数で COSを指定します。 詳しくはこちらの「HPSS Programmer's Reference」または KEKCC ワークサーバ上の /opt/hpss/kek/examples のサンプルコードを参照ください。
  
  以下にコーディング例を示します。

hpss_cos_hints_t hints_in, hints_out;
hpss_cos_priorities_t hints_pri;
hints_in.COSId = cosid;
hints_pri.COSIdPriority = REQUIRED_PRIORITY;
hfd = hpss_Open(hpss_file, O_WRONLY | O_CREAT | (aflag?O_APPEND:0),
perms, &hints_in, &hints_pri, &hints_out);

【注】
client APIの詳細は、こちらの「大容量記憶システム（ HPSS ）利用の手引きClient API」を参照ください。

• HPSS-VFS でファイルを作成する場合COSを指定できません。HPSS-VFS で作成されたファイルは、下記の規則でCOSが決定されます。

• FileSetに関連付けされているCOS(例：/hpss/ps/klea_gの場合にはCOS=9) 、そのCOSになります。
• またCOSの関連付けの無いFileSet(例：/hpss/ce_g　)の場合には、 COS=30 に作成されます。

更新履歴

2009/04/22 新規作成

2010/08/20 HPSS 7.3upgradeのために更新

以上