ファイルシステム(磁気ディスクシステム)
ファイルシステム
概要
データ解析システムには、磁気ディスクシステムとHSMシステムがあります。それぞれの領域が、ワークサーバ、計算サーバにマウントされています。
※HSMシステムに関する詳細はHSMシステムを参照してください。
システム名 | 説明 | ディレクトリ名 | 実態 |
---|---|---|---|
磁気ディスクシステム | ホーム領域、グループ領域、ライブラリ領域 | /home/~ /group/~ など |
/gpfs/~ |
HSMシステム | HSM領域 ディスク領域とテープライブラリから構成される階層化ストレージシステム |
/hsm/~ | /ghi/~ |
磁気ディスクシステム
磁気ディスクシステムでは、ユーザのホーム領域、グループ領域、ライブラリ領域を提供しています。
ホーム領域
- ホーム領域(/home/“ワークグループ名”/“ユーザ名”)
ホーム領域には、ワークグループごとのディレクトリがあり、その配下にはワークグループに所属する各ユーザのディレクトリが提供されています。
グループ領域
グループ領域は、ワークグループ領域とその配下のサブグループ用ディレクトリで構成されています。
- ワークグループ領域(/group/“ワークグループ名”) 割り当て容量につきましては、こちらを参照してください。
- サブグループ用ディレクトリ(/group/“ワークグループ名”/“サブグループ名”) ワークグループ領域の配下には、そのワークグループに所属するサブグループごとにディレクトリが作成されており、サブグループに所属するユーザに参照・書き込み権限が与えられています。
ライブラリ領域
ライブラリディレクトリには、全ユーザ共通ライブラリディレクトリとワークグループ共通ライブラリディレクトリがあります。
- 全ユーザ共通ライブラリディレクトリ 全ユーザに共通のライブラリが格納され、全ユーザに対する参照権限が与えられます
- ワークグループ共通ライブラリディレクトリ(/sw/“ワークグループ名”) 各ワークグループで決まった容量が割り当てられ、全ユーザに参照権限が与えられます。
クォータ
GPFSサーバ上のホーム領域のクォータの設定はこちらを参照してください。それを超える利用を希望する場合は、ワークグループ管理者あるいはサブグループ管理者とご相談ください。
グループ管理者につきましてはこちらを参照してください。
なお、ホーム領域の使用状況、およびクォータ設定を確認するには、rquota コマンドもしくはhquota コマンドを実行してください。
グループ領域も同様のコマンド(gquotaコマンドやBelleユーザ専用のbquotaコマンド)を用意しています。詳細はこちらを参照してください。
$> rquota
Block Limits | File Limits
Filesystem type KB quota limit in_doubt grace | files quota limit in_doubt grace Remarks
/home/ce USR 416 0 104857600 0 none | 13 0 0 0 none
$> hquota
HOME directory usage: 0/100 GB (0%)
表示される各項目は、左から順番に以下の通りとなります。
- Filesystem:対象となる領域
- type :クォータ・タイプ。FILESETはファイルセット全体のクォータ値と使用率を表示しています。USRは各ユーザごとのクォータ値と使用率を表示しています。
≪Block Limits≫
- KB(または、MB/GB)ディスク使用容量
- quota :ディスクソフトリミット
- limit :ディスクハードリミット
- grace :ディスク書込不可猶予期間(設定無し・ハードリミットに達した際は * が表示されます)
≪File Limits≫
- files :保持ファイル数
- quota :ファイル数ソフトリミット(設定無し)
- limit :ファイル数ハードリミット(設定無し)
- grace :ファイル作成不可猶予期間(設定無し)